東洋医学で考える「怒・肝・自律神経」
生きていれば、
怒りやイライラを感じる場面は誰にでもあります。
問題なのは
「怒ってしまうこと」そのものではなく、
怒りが身体に残り続けることです。

東洋医学では「怒り=肝」と考える
東洋医学では
感情と内臓は深く結びついていると考えます。
• 怒 → 肝
• 喜 → 心
• 思 → 脾
• 悲 → 肺
• 恐 → 腎
この中で「怒り」を担当するのが肝です。
肝は
• 気の流れをスムーズにする
• 筋肉や腱の緊張をコントロールする
という働きを持っています。
怒りが続くと、筋肉が緊張する理由
怒りやイライラを感じると、
無意識に身体は戦闘モードに入ります。
これは現代医学的に見ると、
交感神経が優位になっている状態。
その結果、
• 首・肩が硬くなる
• 背中や腰に力が入る
• 呼吸が浅くなる
といった反応が起こります。
東洋医学的に言えば、
肝の働きが乱れ、気が滞り、筋肉が緊張している状態です。
「考え方」だけで怒りを抑えようとしない
「怒るな」「気にするな」
そう言われても、
かえってイライラは強くなる。
怒りは気持ちの問題だけでなく、身体の反応だからです。
だからこそ思考だけで抑え込むより、
身体と自律神経に働きかけることが大切です。
怒りを整える言葉「おいあくま」
心理学の先生から教わった怒りを鎮めるための言葉があります。
それが「おいあくま」。
• お:怒るな
• い:いばるな
• あ:あせるな
• く:くさるな
• ま:負けるな
一つひとつはシンプルですが、
流れで唱えることに意味があります。
「おいあくま」を東洋医学的に読み解く
「怒るな」
怒りを否定するのではなく、
「今、肝が高ぶっているな」と気づく合図。
「いばるな」
視点を外に向け、肝の気の高ぶりを落ち着かせる。
「あせるな」
交感神経のブレーキをゆるめる言葉。
「くさるな」
気の停滞を長引かせないための切り替え。
「負けるな」
他人にではなく、
自分の感情の暴走に振り回されないという意味。
怒りを感じたら、身体に目を向ける
イライラしているときほど、
• 肩に力が入っていないか
• 呼吸が浅くなっていないか
を感じてみてください。
怒りは筋肉の緊張と、自律神経の乱れを通して身体に現れます。
言葉で整え、呼吸でゆるめ、身体を休ませる。
それが怒りを「なかったこと」にするのではなく、
自然に抜いていく方法です。
怒りやイライラは「身体からのサイン」
怒りっぽくなった、イライラが続く・・
それは性格の問題ではなく、
肝と自律神経が疲れているサインかもしれません。
感情を責めるのではなく、身体を整える。
それが東洋医学の考え方です。
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