なぜ身体の不調があると、過去を悔やんでしまうのか

こんにちは。Kanamori鍼灸院です。

身体の不調を抱えている方とお話をしていると、症状そのものだけではなく、こんな言葉を聞くことがあります。

「もっと早く治療していれば」
「無理をしなければよかった」
「自分のせいでこうなった」

痛みや不調があると、人は過去を振り返り、自分を責めてしまいがちです。

これは、決して珍しいことではなく、とても自然な心と身体の反応なのです。

不調があると、人は未来より過去を見るようになる

身体に痛みや違和感があると、人は本能的に「原因」を探します。

これは脳が危険を避けるための、本能的な働きです。

ただ、その働きが強くなり過ぎると、

・あの時ああしていれば
・なぜあんな生活をしていたのか
・もっと早く治療を受けていれば

といった「犯人探し」が止まらなくなることがあります。

身体を回復させるうえで、過去を責めることや自分を責めることは意味を持ちません。

なぜなら、身体は「今」からしか回復できないからです。

自分を責めると、身体はさらに緊張する

東洋医学でも現代医学でも共通している考えがあります。

それは、不安・後悔・自己否定は、身体を緊張させる

ということです。

身体が緊張すると

・血流が悪くなる
・呼吸が浅くなる
・筋肉が固くなる
・自律神経が乱れる

という変化が起こります。

身体を良くしようと考えているはずなのに、自己嫌悪は回復を遅らせてしまうことがあるのです。

その選択は、その時のあなたにとって最善だった

人は過去を振り返るとき、現在の知識や経験を使って評価しがちです。

しかし、その時のあなたは、

・仕事
・家族
・生活
・体力
・精神状態

様々な状況の中で、一生懸命選択してきたはずです。

その選択は間違いなどではなく、その経験があったからこそ「身体を大切にしたい」と、今思えているのです。

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身体は「変化」を望んでいる

身体の不調は、生活や身体の使い方を見直すサインです。

当院でも、

・痛みをきっかけに生活を見直した
・睡眠を大切にするようになった
・呼吸を意識するようになった
・身体の声を聞く習慣ができた

という方がたくさんいらっしゃいます。

結果的に、身体の不調を経験することで、時間はかかっても以前より元気になるものです。

鍼灸ができること

鍼灸は、単に痛みを取る施術ではありません。

・筋肉の緊張をゆるめる
・血流を整える
・呼吸を深くする
・自律神経を安定させる

こうした働きによって、「安心できる身体の状態」を作ります。

身体が安心すると、脳の緊張も緩みます。

これからの身体を育てていく勇気

もし今、「もっと早く何かしていれば」と感じているなら、それはとても大切な気づきです。

その気づきを自分を責めるためではなく、これからの身体を大切にするために使ってください。

一生、病を患わない人はいません。それが人より少しだけ早かったとしても、それは貴重な人生経験となり得るはずです。

身体は、何歳からでも変わります。回復する力も、整う身体も、修復する脳も備わっています。

Kanamori鍼灸院では、その力を引き出すお手伝いをしています。

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