痛みが軽くなった。それで終わりにしていませんか?
施術を受けて肩が軽くなる。首が動かしやすくなる。腰の痛みが和らいだ。
こうした変化を感じていただくことは、とても嬉しい瞬間です。
しかし、ここで一つ知っていただきたいことがあります。
「症状が軽くなったこと」と「身体の状態が安定したこと」は、必ずしも同じではありません。
長年続いてきた肩こりや腰痛、自律神経に関連する不調には、日々の姿勢や身体の使い方、睡眠、ストレス、運動不足など、さまざまな要素が関わっています。
施術によって一時的に症状が軽くなっても、普段の生活に戻ることで、再び負担が積み重なることがあります。
だからこそ当院では、その場の変化だけでなく、良い状態がどのくらい続くようになったかを大切にしています。
最初は良い状態が3日しか続かなかった方が、次第に1週間、2週間と快適に過ごせるようになる。
症状はそのように変化し改善に向かっていきます。
慢性的な不調には、まず3か月が目安
身体の組織は日々代謝や修復を繰り返していますが、その速度は組織によって異なります。
また、長年の姿勢のクセや身体の使い方、睡眠や運動などの生活習慣を変えていくにも、ある程度の時間が必要です。
そこで当院では、慢性的な不調に対して、まず3か月を一つの目安として身体の変化を確認していくことをご提案しています。
これは、すべての症状が3か月で改善するという意味でも、必ず3か月間通院しなければならないという意味でもありません。
今の施術が合っているかを見直しながら、身体の変化・良い状態を定着させていくための期間です。
変化が乏しい場合には、施術方針を再検討し、必要に応じて医療機関での診察もおすすめします。
身体を整える3つの段階
① 改善を目指す時期
目安:週1〜2回程度
痛みや不調が強い時期、あるいは症状が戻りやすい時期です。
まずは現在の症状を和らげ、日常生活を少しでも楽に過ごせる状態を目指します。
施術後の反応を確認しながら、必要に応じて比較的短い間隔で施術を行います。
② 良い状態を安定させる時期
目安:1〜2週間に1回程度
症状が落ち着き、以前よりも楽に過ごせる時間が増えてきた段階です。
この時期は、施術の間隔を少しずつ空けながら、身体の状態が安定しているかを確認していきます。
姿勢や運動、睡眠など、日常生活でできる工夫も大切になります。
③ 良い状態を維持する時期
目安:3〜4週間に1回程度(希望される方)
症状が改善し、日常生活に大きな支障がなくなった段階です。
この時期には、施術を終了してご自身で体調を管理していく方もいらっしゃいます。
一方で、仕事や生活による身体の負担が大きい方などは、定期的なメンテナンスを希望されることもあります。
当院では、お身体の状態とご希望に合わせてご提案しています。
症状別の通院ペースの目安
以下は当院でご提案することのある通院ペースの一例です。改善に必要な回数を保証するものではありません。
| お悩み | 通院ペースの目安 |
|---|---|
| ぎっくり腰・寝違え | 週1回程度から、経過に応じて調整 |
| 慢性的な肩こり・腰痛 | 週1回〜2週間に1回程度から始め、改善に合わせて間隔を空ける |
| 頭痛・首肩の慢性的な緊張 | 週1回〜2週間に1回程度を目安に、症状の頻度や程度を確認 |
| 自律神経に関連する不調・不眠 | 週1回〜2週間に1回程度から、体調の変化に合わせて調整 |
| 妊活鍼灸 | 週1回〜2週間に1回程度を目安に個別相談 |
| 逆子鍼灸 | 妊娠週数や産科での診察状況を踏まえて個別に相談 |
※症状によっては、鍼灸より医療機関での検査・治療を優先する場合があります。
通院回数よりも大切にしていること
私たちが目指しているのは、通院していただくことではありません。
最初は施術後しか楽にならなかった方が、次第に1週間、2週間と快適に過ごせるようになること。
朝起きたときの身体が軽くなること。
夜、痛みで起こされないで寝られるようになること。
痛みを気にせず仕事や趣味を楽しめるようになること。
そして、以前よりも自分の身体に自信を持てるようになること。
施術の目的は、毎日の生活をより良くしていくことです。
当院では、必要な施術の頻度や期間について丁寧にご説明しますが、無理な通院の勧誘や回数券の押し売りは行っておりません。
一人ひとりの症状や通院のご希望を大切にしながら、無理のない施術計画をご提案いたします。


