肩こり・肩や腕の痛み
来院
患者様:50代女性 来院:2026年12月
症状
3か月前から肩から腕にかけての痛みが続き、特に左手首は手をつくこともできないほど痛む状態でした。
当院での寝返り時も、手をつかないように身体を上手く使っていたのがとても辛そうでした。
仕事でパソコンを使用する際にも痛みが強く、夜間痛も認められました。
触診では、押される痛みよりも、触れたり擦れたりするだけで強く痛みを感じる状態でした。
とても細身の方で、肩や腕の筋力低下が目立っていました。
手首の痛みが強いと、多くの方が「リウマチではないか」と心配されます。
この患者様もそんな不安を抱えていましたが、お身体の状態からリウマチ特有の症状とは明確に異なる症状のため、その点をご説明すると安心された様子でした。
また、擦れるだけで痛みが出ることから、神経が過敏になっている状態が考えられました。
施術と経過
このようなケースは、肩・首・腕をほぐすことではなく、血流を改善し、神経や関節へ十分な栄養が届く状態を作り維持することが大切です。
また筋力低下により血液を循環させる力も弱くなっていたため、自宅で行えるチューブトレーニングなどのリハビリも併せて指導しました。
2回目の施術時には、
「少し良い気がします」
とのお話がありました。
その後も週1回から2週間に1回のペースで施術を継続。
肩から腕は早く改善、手首の痛みは残存するも少しずつ軽減していきました。
施術方法に関してはとても手ごたえがあったため、引き続きツボの位置を微調整しながら施術を継続しました。
約3か月後には痛みは完全に消失。
日常生活やパソコン作業にも支障がなくなり、手をつくこともできるようになったため、
一旦施術を終了しました。
まとめ
手首や腕の痛みは、炎症だけでなく筋力低下や血流低下、神経の過敏な状態が関係していることがあります。
痛みが続くと不安も大きくなりますが、原因を整理しながら適切な施術とセルフケアを行うことで改善するケースも少なくありません。
クライアント
50代 女性
来院
2026年 1月
症状
原因は思い当たらないものの、左肩に少しずつ痛みが出始め、徐々に腕が上がらなくなった。
整形外科では「五十肩(肩関節周囲炎)」と診断されたが、痛みは改善せず、ご友人の紹介で当院へ来院。
初診時は肩を約90度までしか上げることができず、上腕から肘にかけて痛みと重だるさも出現していた。
趣味の乗馬ができなくなることを、とても心配されていた。
五十肩について
五十肩は正式には肩関節周囲炎と呼ばれます。
肩関節の周囲に炎症が起こり、とくに棘上筋などの腱板が肩峰との間で刺激を受けることで、痛みや可動域の制限が生じます。
初診時には、石灰沈着性腱板炎や腱板断裂との鑑別がとても重要です。今回は症状や肩関節の動きから肩関節周囲炎と判断しました。
また、肩関節周囲炎では肩だけでなく、上腕や肘、人によっては手まで痛みやしびれが広がることがあります。
これは肩や首の筋肉が過度に緊張し、神経が刺激されることで起こる二次的な症状です。
施術と経過
※施術の効果には個人差があります。
肩関節周囲炎に反応するツボへ鍼灸施術を行い、肩関節にはカッピング療法を実施。
さらに、首から肩にかけて硬くなった筋肉を整体で丁寧に緩めていきました。
初回の施術後には、肩の可動域に大きな変化はありませんでしたが、上腕から肘にかけての痛みと重だるさは軽減しました。
肩関節周囲炎では、肩そのものの炎症が改善するまで時間がかかることも少なくありません。
しかし、腕や肘の痛みを和らげるだけでも、夜間痛や日常生活でのストレスは大きく軽減されます。
週1回の施術を継続し、3回目には肩の可動域が約100度まで改善。
さらに約2か月後には180度まで挙上できるようになり、右肩とほぼ同じ可動域まで回復しました。
現在は2週間に1回のメンテナンスを継続し、乗馬への復帰を目標に施術を続けています。
まとめ
五十肩は自然に改善することもありますが、炎症による痛みだけでなく、周囲の筋肉の緊張が症状を長引かせたり症状を悪化させることも多いです。
当院では、肩関節の炎症だけを見るのではなく、首・肩・腕まで含めた身体全体をみながら施術を行っています。
「腕の痛みで眠れない」「肩が上がらない」とお悩みの方も、ぜひ一度ご相談ください。
クライアント
50代 男性
来院
2026年 6月
症状
左肩から腕にかけての痛み・しびれ、夜間痛
約2週間前から左肩から腕にかけて徐々に痛みが出始め、1週間ほど前からは痛みとしびれがさらに強くなっていました。
特につらかったのは、夜間の痛みで眠れないこと。
接骨院で施術を受けても改善が見られず、「頚椎神経根症ではないか」と言われたそうです。
過去には左鎖骨を骨折した経験がありました。
初診時のお身体の状態
左側の首や肩の筋肉を押すと、腕に響くような反応が見られました。
特に、首の横にある中斜角筋や、首と肩甲骨をつなぐ肩甲挙筋などに強い反応がありました。
また、過去の鎖骨骨折の影響も考えられ、左肩周辺の動きが悪く、筋肉や筋膜が硬くなりやすい状態でした。
痛みとしびれが非常に強かったため、無理に動かしたり、強い刺激を加えたりしないことを優先しました。
施術と経過
「寝られるようになりたい」というご本人のお気持ちのため、まずは今より少しでも熟睡できるよう、夜間の痛みとしびれの軽減をを施術目標としました。
初回は横向きの姿勢を中心に、お身体の反応を確認しながら施術を進めました。
まず、調整できる範囲の筋肉や筋膜を優しく緩め、無理のない運動療法を取り入れました。
痛みが強いからといって、身体をまったく動かさない状態が続くと、関節や周囲の組織がさらに硬くなってしまうことがあります。
そのため、痛みを悪化させない範囲で、筋肉や関節の動きを保つことも大切にしました。
その後、横向きと仰向けの姿勢で鍼治療を行いました。
当院では仰向けの際に手足にも鍼をします。
これは身体全体を調整することで、身体全体の気血の循環を良くしていき、患部の回復を早めるためです。
施術後の経過
2回目(1週間後)
「少し眠れるようになった」とのこと。
まだ痛みやしびれは残っていましたが、夜間の状態に変化が見られました。初回と同様に、刺激量に注意しながら施術を行いました。
3回目(さらに1週間後)
うつ伏せの姿勢も取れるようになりました。
施術できる範囲が広がったため、肩甲骨周囲や背中など、これまで十分に調整できなかった部分にもアプローチしました。
4回目
「夜はぐっすり眠れるようになった」とのこと。
日中の痛みや腕のしびれもかなり軽減しており、初診時と比べて大きな改善が見られました。
5回目の来院時には、「日常生活ではほとんど意識しない」ほどまで改善していました。
まとめ
首から肩、腕にかけての痛みやしびれには、頚椎から出る神経の圧迫や炎症、周囲の筋肉・関節の状態など、さまざまな要因が関係します。
今回の患者さんは、過去の左鎖骨骨折による肩周辺の動きの悪さも、身体の負担を増やす一因になっていた可能性があります。
このような症状の施術で大切なのは、身体の反応を確認しながら、少しずつ患部を動きやすい状態を取り戻していくことです。
初診時は改善までに時間がかかる可能性も考えていましたが、予想より早い段階で夜間の睡眠が改善し、痛みやしびれも大きく軽減しました。
強い痛みがあるときほど、状態に合った施術を行うことで早く改善するということがあります。
※施術経過には個人差があります。