五十肩・肩関節周囲炎
クライアント
女性 70代
来院
2014年11月
症状
約1年前、お仕事を引退された頃から、右肩甲骨の内側から右腕にかけて痛みが現れました。
痛みが軽い日でも、「何とも言えない気持ちの悪いだるさ」が常に続き、日常生活でも不快感を感じていました。
これまでマッサージや鍼灸院にも通われましたが、十分な改善はみられず、当院へ来院されました。
【既往歴】
・坐骨神経痛
施術と経過
ご本人は肩こりの自覚はありましたが、「首が原因」という認識はありませんでした。
施術前の検査では、首の動きによって肩甲骨や腕の症状が変化することを確認できたため、まず首の動きを整える施術を行いました。
その後、首から肩甲骨周囲の筋緊張を緩める目的で、肩井・風池・缺盆・膏肓・曲池などのツボを中心に鍼灸施術を行いました。
数日後には痛みは大きく改善しましたが、肩甲骨周囲の違和感が少し残っていました。
そこで再評価を行ったところ、胸椎(背骨)の動きにも制限がみられたため、胸椎の調整を追加しました。
施術後は肩甲骨周囲の違和感も改善し、症状は落ち着きました。
※施術の効果には個人差があります。
まとめ
肩甲骨の内側の痛みや腕のだるさは、肩そのものだけでなく、首や背骨の動きが影響していることがあります。
特に長年の姿勢や生活習慣により首や胸椎の動きが悪くなると、肩甲骨周囲の筋肉へ負担がかかり、慢性的な痛みやだるさが続くことがあります。
当院では、痛みのある場所だけではなく、首や背骨の動きまで確認しながら原因を探し、全身のバランスを整える施術を大切にしています。
肩甲骨の痛みや腕のだるさがなかなか改善しない方は、お気軽にご相談ください。
クライアント
女性 40代
来院
2020年 1月
症状
前年より左肩から腕にかけて痛みが現れ、徐々に肩が上がらなくなりました。
整形外科では「四十肩(肩関節周囲炎)」と診断されましたが、約10か月経過しても改善がみられず、友人の紹介で当院へ来院されました。
【既往歴】
・肩こり
・ぎっくり腰
施術と経過
初診時は左肩の動きが大きく制限され、
肩の可動域は約90度でした。
また、左手には軽いしびれもあり、肩甲骨周囲の筋肉や肩関節の動きにも強い制限がみられました。
まず肩甲骨や肩関節の動きを整え、その後、横向きで首・肩・肩甲骨周囲を中心に鍼灸施術を行いました。
施術直後は肩の可動域が約100度まで改善。
その後は2週間に1回のペースで施術を継続しました。
施術後は一時的に痛みが軽減するものの、2~3日後に痛みが戻る状態を繰り返しましたが、可動域は来院のたびに改善。
4回目の施術後には肩が約150度まで上がるようになりました。
7回目の施術(3月末)では、痛み・可動域ともに大きく改善しました。
その後、「マラソンに挑戦したい」という目標も達成され、現在も月1回のメンテナンスとして通院されています。
※施術の効果には個人差があります。
まとめ
四十肩・五十肩では、肩を無理に動かすことよりも、肩甲骨や肩関節が本来の動きを取り戻せるよう調整することが大切です。
腕を上げる際には、肩関節が自然に外旋(外側へ回る動き)しながら動きます。
この動きが悪くなると肩関節に負担がかかり、炎症や痛みが長引きやすくなります。
当院では肩だけでなく、首や肩甲骨、肩関節全体のバランスを整えながら施術を行い、無理なく肩の動きを改善していきます。
肩の痛みが長期間続いている方や、「もう改善しないかもしれない」とお悩みの方も、一度ご相談ください。
クライアント
女性 40代
来院
2023年 6月
症状
右肩に突然強い痛みが現れ、安静にしていても痛みが続く状態でした。
肩を90度以上上げることができず、右腕から手にかけて痛みとしびれも出現。
また、仰向けになると痛みが強くなり、夜間痛のため何度も目が覚めてしまう状態でした。
整形外科では「五十肩(肩関節周囲炎)」と診断されましたが、発症直後に一度受診したのみで、その後は当院へ来院されました。
施術と経過
五十肩の急性期は、無理に肩を動かすことで症状が悪化することがあります。
そのため、肩関節を強く動かす検査は最小限に行い、まずは首・肩甲骨・鎖骨周囲の筋肉や筋膜の緊張を丁寧に緩めました。
特に痛みが強かった右上腕(三角筋前面)を中心に、首や肩のバランスを整えながら施術を行いました。
鍼灸では、肩貞・肩井・天宗・天柱などのツボを用いて、肩関節だけでなく首から腕にかけての血流や筋緊張の改善を図りました。
1週間後の2回目の施術では、痛みは初回の約半分まで軽減。
肩の挙上は約110度まで改善し、夜間痛も軽くなり、施術中に仰向けで寝られるようになりました。
右上腕の鈍い痛みは少し残っていましたが、さらに1週間後の3回目の施術では痛みはほぼ消失しました。
※施術の効果には個人差があります。
まとめ
五十肩では肩の痛みだけでなく、首や肩の筋肉の緊張が強くなることで、腕や手に痛みやしびれが現れることがあります。
そのため、肩だけでなく首や肩甲骨周囲まで含めて全体を整えることが大切です。
五十肩を放置すると、肩関節だけでなく首や肩周囲の筋肉の緊張が慢性化し、回復まで時間がかかる場合があります。
肩が上がりにくい、夜間痛がある、腕や手まで痛みやしびれが広がっている場合は、早めの施術をおすすめします。
クライアント
50代 女性
来院
2026年 1月
症状
原因は思い当たらないものの、左肩に少しずつ痛みが出始め、徐々に腕が上がらなくなった。
整形外科では「五十肩(肩関節周囲炎)」と診断されたが、痛みは改善せず、ご友人の紹介で当院へ来院。
初診時は肩を約90度までしか上げることができず、上腕から肘にかけて痛みと重だるさも出現していた。
趣味の乗馬ができなくなることを、とても心配されていた。
五十肩について
五十肩は正式には肩関節周囲炎と呼ばれます。
肩関節の周囲に炎症が起こり、とくに棘上筋などの腱板が肩峰との間で刺激を受けることで、痛みや可動域の制限が生じます。
初診時には、石灰沈着性腱板炎や腱板断裂との鑑別がとても重要です。今回は症状や肩関節の動きから肩関節周囲炎と判断しました。
また、肩関節周囲炎では肩だけでなく、上腕や肘、人によっては手まで痛みやしびれが広がることがあります。
これは肩や首の筋肉が過度に緊張し、神経が刺激されることで起こる二次的な症状です。
施術と経過
※施術の効果には個人差があります。
肩関節周囲炎に反応するツボへ鍼灸施術を行い、肩関節にはカッピング療法を実施。
さらに、首から肩にかけて硬くなった筋肉を整体で丁寧に緩めていきました。
初回の施術後には、肩の可動域に大きな変化はありませんでしたが、上腕から肘にかけての痛みと重だるさは軽減しました。
肩関節周囲炎では、肩そのものの炎症が改善するまで時間がかかることも少なくありません。
しかし、腕や肘の痛みを和らげるだけでも、夜間痛や日常生活でのストレスは大きく軽減されます。
週1回の施術を継続し、3回目には肩の可動域が約100度まで改善。
さらに約2か月後には180度まで挙上できるようになり、右肩とほぼ同じ可動域まで回復しました。
現在は2週間に1回のメンテナンスを継続し、乗馬への復帰を目標に施術を続けています。
まとめ
五十肩は自然に改善することもありますが、炎症による痛みだけでなく、周囲の筋肉の緊張が症状を長引かせたり症状を悪化させることも多いです。
当院では、肩関節の炎症だけを見るのではなく、首・肩・腕まで含めた身体全体をみながら施術を行っています。
「腕の痛みで眠れない」「肩が上がらない」とお悩みの方も、ぜひ一度ご相談ください。