人前に出ると急に緊張して、
話すどころか 顔が真っ赤になる。
そんな経験、ありませんか?
あります。
私はとてもあがり症でした。しかも「 赤面恐怖症」つき。
今日は、そんなあがり症だった私が、実際に救われた方法を紹介します。
あがり症は「呼吸」の暴走
緊張しているとき、実は 呼吸がせわしなく、そして浅くなっています。
それは身体が、
「今は危険、とにかく早く吸うんだ」
と脳が誤作動してる状態です。
まずこれを止めるだけで、かなり落ち着きます。
① 親指を引っ張りながら「ふーっ」と長く吐く
やることはとても簡単です。
親指を軽く引っ張りながら、ふーと、長く吐く。これだけです。
吸うではなく「吐く」ことが大事。
あがり時は無意識に「吸ってる」ため、「吐く」ことでスイッチが切り替わります。
左右2~3回で十分効いてきます。

② 手のひらを親指で押しながら、また「ふーっ」と吐く
手のひらの真ん中を、グッと押しながら吐きます。
「労宮」(ろうきゅう)というツボです。正確な位置は手を握るとき、中指の先が当たるところです。
どちらも共通しているのは「吐くことに意識を向ける」という点です。
あがり症は「あがることに意識全部持っていかれてる状態」、
別の動作に意識をそらすだけでだいぶ楽になるのです。
そして指や手というのは、脳へ直接的に刺激ができる部位なのです。
あがることは「敵」じゃない
人前で緊張すること、それは「自分を守るための脳の過剰反応」です。
つまり「敵」ではなく「味方」です。味方は大事にしましょう。
あがっても、赤くなっても、呼吸さえ整えれば人は落ち着けます。
私は鍼灸師になってから、患者さんの前で緊張することは減りましたが、
今でも時々赤い顔してます。
東洋医学では「上実」といい、気が上に昇り過ぎる状態です。
でも、それで良しとします。
大事なのは「あがる自分にとらわれない」ことなのです。