妊娠中・産後の骨盤について

皆さんこんにちは。Kanamori鍼灸院です。
妊娠中の患者さまから、よくこんな質問をいただきます。
「安産のためには、お尻が大きい方がいいんですか?」
結論から言うと、
安産に大切なのはお尻の大きさではなく骨盤の柔軟性です。
骨盤は常に開いている必要はありません
出産の際、骨盤は赤ちゃんが通るために広がります。
しかし、普段から骨盤が大きく開いている必要はありません。
むしろ骨盤が広がり過ぎていると、
・子宮が下がりやすくなる
・産道の角度が変わる
・身体のバランスが崩れる
といった影響が出ることもあります。
理想は、必要なときにしなやかに動く骨盤です。
どんな姿勢でも骨盤の動きがスムーズであることが、
妊婦さんにとっても赤ちゃんにとっても楽な状態といえます。
妊娠中に柔軟性を保ちたい筋肉
骨盤の動きに大きく関わる筋肉はいくつかありますが、
特に大切なのは次の3つです。
・腰方形筋(腰の奥にある筋肉)
・梨状筋(お尻の奥の筋肉)
・内転筋群(太ももの内側)
これらの筋肉は骨盤に直接関係する中でもとくに大きな筋肉のため、硬くなると骨盤の動きが悪くなります。
妊娠中はとくにこれらの筋肉のストレッチを行い、骨盤まわりの柔軟性を保つっていくことが、安産のためには重要です。
「産後に骨盤が開く」は本当?
産後の患者さまから
「骨盤が開いて体型が変わった」という相談もよくあります。
妊娠中は「リラキシン」というホルモンの働きにより、骨盤まわりの関節や靭帯が柔らかくなります。
その影響で仙骨付近(骨盤中央)に痛みを感じる方もいます。
ただし、骨盤が開くといってもその動きは数ミリ程度です。
お尻が大きくなるほど骨盤が開くわけではありません。
産後の体型変化の本当の理由
産後に体型が変わる本当の理由は、
・妊娠中の筋力低下
・筋肉の使い方の変化
・基礎代謝の低下
が大きく関係しています。
一説では、産後の基礎代謝は妊娠前より約20%低下するとも言われています。
そのため、妊娠中からできるだけ身体を動かし、筋肉を保つことが大切です。
妊娠中・産後の身体を大切に
出産は女性の身体にとって大きな変化です。
赤ちゃんへの愛情と同じくらい、お母さん自身の体調や体力を大切にしてください。
妊娠中の腰痛や骨盤の不調、産後の身体のケアなどもお気軽にご相談ください。
母としてののスタートを、当院もお身体の面から応援しています。
