こんにちは。Kanamori鍼灸院です。
突然ですが、
人間にあってサルにはあまり発達していない筋肉はどこでしょう?
それは――
「大殿筋」と「ヒラメ筋」です。
二足歩行に必要な筋肉
人間は直立二足歩行をする生き物です。
四足歩行の動物にはそれほど必要ではないけれど、
人間が立ち続け、歩き続けるために特に重要なのが
• 大殿筋(おしり)
• ヒラメ筋(ふくらはぎ)
この2つです。
大殿筋(だいでんきん)
おしりの広い部分を占める筋肉で、
体を起こし、姿勢を保つための「抗重力筋」です。
人間が背筋を伸ばして立っていられるのは、
この筋肉のおかげです。
ヒラメ筋
ふくらはぎの深い部分にある筋肉で、
アキレス腱とつながっています。
体の一番下で、常に重心をコントロールしながら、血液を心臓へ押し戻すポンプの役割もしています。
人間は重力に逆らって生きている生き物です。
このヒラメ筋が弱ると、
• むくみ
• 冷え
• 疲れやすさ
• 立ちくらみ
などにつながりやすくなります。
サルの方が発達している筋肉
ちなみに、サルの方が発達しているのは
ハムストリングス(ももの裏)。
木にぶら下がる、跳ぶ、四足で動くなど、動きの質が違うのですね。
人間は「立つ・歩く」に特化して進化しました。
なぜ人間は二足歩行を獲得したのか?
国立科学博物館で「人類の誕生」を学んだとき、
印象に残ったことがあります。
直立二足歩行は、
家族のもとへ食料を運ぶために進化したという説です。
両手を自由にし、大切な人のために運ぶ。
その進化が、今の私たちの姿勢や筋肉の形を作っています。
おしりが弱るとどうなる?
歩くとき、膝は前を向いていますか?
日本人はO脚が多く、膝や股関節が内側を向きやすい特徴があります。
これは、おしりの外旋筋(股関節を外に向ける筋肉)が弱っている状態です。
代表的な筋肉は
• 梨状筋
• 双子筋
• 大腿方形筋
• 閉鎖筋群 など
これらがしっかり働くと、
• 脚がまっすぐになる
• 骨盤が安定する
• 姿勢が整う
バレリーナの脚がまっすぐなのは、
おしりの筋肉がしっかり機能しているからです。
100歳まで歩くために
人間はおしり、ふくらはぎを使う前提で作られています。
歩かない生活は、進化を逆行させる生活です。
• 冷え
• むくみ
• 姿勢の崩れ
• 自律神経の乱れ
すべて「循環不足」が関係しています。
今日からできること
• 毎日歩く
• ふくらはぎを動かす
• おしりを意識して立つ
それだけでも、体は変わります。

