呼吸と自律神経(2) 腹式呼吸をしよう!
■基本の腹式呼吸をマスターしよう!
何かをしっかりと身につけるには、どんな分野でも基本をマスターすることです。呼吸法も同じです。
人生を変える呼吸法の基本として、腹式呼吸をマスターしましょう。
呼吸法をマスターするポイントは、次の3つです。
①意識化する
②吐く息中心の呼吸をマスターする
③型から入る
腹式呼吸を繰り返して習慣化すれば、ほかの呼吸法を行う際に、この3つがとてもスムーズにできるようになります。
野球でいえばランニングやキャッチボール、スピーチでいえば発声練習やリハーサルのような、「基本中の基本」が腹式呼吸です。
まずは、その腹式呼吸をマスターしましょう。
① 意識化する
まずあなたが、意識を体に向けることからスタートしましょう。意識するためには、息を吐く時にお腹をへこませます。
自分が風船になったイメージを持つといいでしょう。風船は空気が出ている(息を吐く)ときはしぼんできます。吐く息とともにお腹をへこませるのです。
②吐く息中心の呼吸をマスターする
慣れるまでは、とにかくお腹の上下動をしっかりとチェックして、自分で
「いま息を吐いて、同時にお腹がへこんでいる」
ことをきちんと意識します。吸う息のときは、自然にお腹はふくらみます。
再び意識して、お腹がへこんで吐く・・・これを繰り返します。
③型から入る
武道でも習い事でも、「型」が重要視されます。
皆さんも「守破離」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
どんな一流のプロでも、いきなり自分勝手に我流で道を極めた人はいません。
呼吸でいえば、「守」にあたるのが腹式呼吸です。
そしてさまざまな呼吸法を身につけていって、自分の工夫も加えるのが「破」、オリジナルを生むのが、「離」になります。
東京都江戸川区西葛西の「かなもり鍼灸院」院長の金森浩士(かなもり こうじ)です。
23歳の時に愛知県より上京し、13年間の修行を経て平成25年に開業しました。
「体の中から元気にする鍼灸」目指し、日々治療院経営に奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。
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