起立性調節障害でお悩みの方へ
当院には、受験や勉強などの学校生活や生活リズムの変化をきっかけに、体調を崩した学生さんも多く来院されます。
• 朝起きられない
• 頭痛・めまい・息苦しさ
• お腹の不調
• やる気が出ない、集中できない
これらは決して怠けや気合いの問題ではなく、体の働きがうまく調整できていない状態です。
起立性調節障害とは
起立性調節障害は、自律神経の調節がうまくいかなくなることで起こる症状のひとつです。
自律神経は本来、
• 立つ
• 座る
• 動く
といった動作に合わせて、血圧・心拍・血流を自動で調整しています。
しかしその自律神経の働きが低下すると、
立ったときに脳への血流が不足し、
• めまい
• 頭痛
• 思考力・判断力の低下
• 気分の落ち込み
など、さまざまな不調が現れます。
特に午前中に交感神経がうまく働かないことで、
「朝がつらい」「起きられない」という症状が出やすくなります。
なぜ学生に多いのか
起立性調節障害は、10〜16歳前後の成長期に多く、
日本では小中学生の約10%にみられるとも言われています。
当院で経験的に多く感じる特徴は、
姿勢の悪さ(猫背)です。
姿勢と起立性調節障害の関係
長時間の勉強は、体にとっては長期戦です。
姿勢が崩れると
• 首・肩まわりの筋肉が緊張
• 血管や神経が圧迫
• 頭部の循環が悪化
とくに猫背では、エネルギーが上半身に集まりすぎる「上気」の状態になりやすく、頭・首・脳に負担がかかります。
このような体の歪みや負担を
「構造的ストレス」と呼びます。
心の状態が分からなくても、姿勢は目で見て確認できるサインです。
起立性調節障害の主なタイプ
起立性調節障害は、主に4つのタイプに分けられます。
① 起立直後性低血圧
立った直後に血圧が下がり、立ちくらみが起こるタイプ。
② 遷延性起立性低血圧
立っている時間が続くと、徐々に血圧が下がり失神しやすいタイプ。
③ 体位性頻脈症候群
血圧は保たれるが、心拍数が過剰に上がるタイプ。
④ 神経調節性失神
急激な血圧低下により、突然倒れてしまうタイプ。
症状や体質により、対応は変わります。
日常生活で大切なポイント
比較的軽度な場合は、生活習慣の見直しだけでも改善が期待できます。
• 水分をしっかりとる(目安2L)
• 塩分を適切に補給する
• 急に立ち上がらない
• 長時間の立ちっぱなしを避ける
• ストレスを溜め込まない
何より大切なのは、「本人が一番つらい」という事実を理解することです。
そして、身体の成長に自律神経などの調節機能が追いついていないことを知り、「必ずよくなる」ということを認識することです。
鍼灸によるアプローチ
Kanamori鍼灸院では、
症状だけでなく体の使い方・姿勢・自律神経の状態を総合的にみて施術します。
• 百会など、自律神経を整えるツボへの鍼灸
• 首・肩・背骨の緊張を和らげる施術
• 猫背・姿勢バランスの調整
※当院では、「鍼灸が苦手という方にも、整体のみでの施術も可能です。
体が整ってくると、
「朝のつらさが軽くなった」「頭痛の頻度が減った」
といった変化を感じる方も多くいらっしゃいます。
手から整えるセルフケア(労宮)
手は、舌の次に感覚の鋭い器官です。
手のひら中央にある 労宮(ろうきゅう) は、
• 心を落ち着かせる
• 自律神経の調整
• 精神的な緊張の緩和
に使われるツボです。
何となく気持ちが疲れているときは、強すぎない刺激で押してみてください。脳と身体に力が抜けるのを感じられます。
最後に
起立性調節障害は、良くなるまで長くかかる場合もありますが、病院で薬を処方されていた方がたった2~3回の施術で良くなったことも、何度も経験しました。
それだけ、若い身体は何かのきっかけで変化する力が強いのだと確信しております。
中学生で体調を壊し通院してくれた子が、立派な大学生になり鍼灸院に来てくれたときなどは、本当に嬉しい気持ちになったりしたことも何度もありました。
Kanamori鍼灸院(かなもり鍼灸治療院)のご案内
- 住所 :東京都江戸川区西葛西3-14-20 板倉ビル101
- 電話 :03-6456-0657
- 営業時間:平日・土曜 9:00~13:00 14:00~20:00
日曜・祝日 9:00~13:00 定休日 水曜・第1,3,5日曜 - アクセス:西葛西駅からの道順はコチラ
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