心を整えるコツ
心を整えるコツ
■「おいあくま」とつぶやく
お・・・怒るな
い・・・いばるな
あ・・・あせるな
く・・・くさるな
ま・・・負けるな
心が乱れ、頭にきたときには「怒るな」とだけ言い聞かせてもあまり効果はありません。
「おいあくま」をワンセットで唱えるのが心を整える秘訣です。
「いばるな」は視点を変える言葉です。
「今、自分は、イライラしている。だがちょっと待てよ。どこかで自分も誰かに迷惑をかけて、イラつかせているんじゃないだろうか」
と反省することで、冷静になることができます。
単に「怒るな」と感情を抑圧するのではなく、怒りのエネルギーを自己向上の機会にできるわけです。
「あせるな」は、気持ちをラクにする言葉です。
カットして反撃したり、感情を何かにぶつけたりするのは、思わぬ事態を引き起こしかねません。
「まあまあ。落ち着いてから動こうよ」
というわけです。
「くさるな」
は、感情を長引かせるなとさとす言葉です。
「どうせ」
とくさってしまうと、健全なやる気や頭の働きまで腐敗してダメになってしまいます。「どうせ」ではなく、
「どうする」
と対策を練ることです。
「負けるな」
は、気分一新の言葉です。
怒らない、いばらない、あせらない、くさらない・・・と自分をコントロールしたうえで、「あんなやつ、こんな事態に負けるな」と闘志をかき立てます。
現代の名僧の一人だった松原泰道師は、「負けるな」を、「自分の欠点や弱点にも打ち勝て」という意味だといっています。そして、「おいあくま」によって、自我に執着する愚かさを脱せよと説いていました。これは卓見ですね。
東京都江戸川区西葛西の「かなもり鍼灸院」院長の金森浩士(かなもり こうじ)です。
23歳の時に愛知県より上京し、13年間の修行を経て平成25年に開業しました。
「体の中から元気にする鍼灸」目指し、日々治療院経営に奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。
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