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呼吸が深くなるストレッチとは

" 自律神経 "

2018年11月2日

皆さんこんにちは。

かなもり鍼灸治療院の金森です。

皆さんは「斜角筋」(しゃかくきん)を知っていますか?

 

 

首の側面の奥にある、とても目立たない筋肉です。

疲れていてもあまり斜角筋に手がいく人はいないとおもいます。

それではどこにあるのか?

 

 

顔を左右どちらかに向けてみましょう。

そうすると後側に浮き出てくる太い筋肉、これが僧帽筋(そうぼうきん)。前側に出てくるやはり太い筋肉、これが胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)です。

鎖骨を底辺として上記の二つの筋肉により、三角形のようになっていますが、これを「後頸三角」(こうけいさんかく)といいます。

 

斜角筋はこの三角形の中にあり、頚椎から肋骨までを縦につなぐ筋肉です。

もしわからないようでしたら、指で後頸三角に触れたまま息を吸うと動く筋肉があるはずです。その動いた筋肉が斜角筋です。

前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋と三つあります。

 

 

息を吸うと動く筋肉、そこが重要なポイントです。

 

 

斜角筋は肩で呼吸をする胸式呼吸のときに、呼吸を補助するための筋肉でもあるのです。

この筋肉が緊張するほど呼吸が浅くなり、息を吐く量が減ってしまいます。

ちなみにこの胸式呼吸は爬虫類などと同じエラ呼吸の名残です。

 

 

人はリラックスしているといは複式呼吸ですが、緊急のときは胸式呼吸をします。

つまり斜角筋がかたい人は、ストレスが多い人ともいえます。

ストレスや過度な緊張状態により、

吸いっぱなしになっているから吐けなくなってしまうです。

結果お腹の圧力の変化を起こせなくなり、リンパ液や静脈血の戻りが悪くなってしまいます。

 

 

ストレスが多くて硬くなり、その後も硬いままだと呼吸が浅いまま。

いつの間にか休めない身体となって、疲れも取れなくなっていく・・・

思い当たる人、多いのではないでしょうか。

 

 

そんなときはアリナミンやリポビタンDもいいですが、まずはかたまっている斜角筋を緩めることから始めましょう!

ぼくがすすめるものはいつもそうですが、とても簡単です。

 

①両手をクロスさせて左右の鎖骨を手で下に押さえます

 

②首を左右交互に倒します。写真では首を左に倒して、右の斜角筋を伸ばしています。

首を倒す力と鎖骨を押さえる力で伸ばすのがポイントです。終わったら反対側も行い、最後に前後左右に首を回してみましょう。回すことで斜角筋以外の筋肉もストレッチできます。

 

 

少し文章と写真が分かりにくかったでしょうか。

このような体操は完璧にできなくても十分効果があります。試しに深呼吸をしてみてください。体操する前よりも呼吸が深くなっているはずです。

 

呼吸を制するものが身体をいたわることができる。

 

そのために今できることから一緒に始めましょう!

 

 

 

この記事を書いた人

東京都江戸川区西葛西の「かなもり鍼灸院」院長の金森浩士(かなもり こうじ)です。

23歳の時に愛知県より上京し、13年間の修行を経て平成25年に開業しました。

「体の中から元気にする鍼灸」目指し、日々治療院経営に奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。

 

カテゴリー: 自律神経.
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