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スイマーに多い足首の痛み

" スポーツ鍼灸, 鍼灸 "

2018年5月23日

水泳選手から相談を受けるお悩みで以外と多い部位に、

足首の痛みや違和感があります。

 

・クロールやバタフライのキック時の痛み

・フィンを使った練習時に痛む

・足首が緩くて抜けるような痛みがある

・壁をける時の痛み

 

 

 

水泳は足でキックを打ち続けることで、浮力とスピードを維持します。体幹や大腿部などの強靭な筋力でキックを打ちますが、唯一足首にだけは筋力を使いません。足首にはパワーではなく、しなやかさである柔軟性が必要とされます。

そこが時に足首の痛みに繋がる原因となるのです。

 

痛める部位は足首でも前面に多いのが特徴です。明らかに腫れや圧痛がみられる場合もありますが、腫れや圧痛を伴わないケースもあります。

 

本日来院してくれた中学3年生の女子スイマーも、足首の違和感のお悩みを抱えていました。

半年前に左足首の痛みを感じて整形外科で診察を受けたところ「足首捻挫」と診断されました。その後痛みは治まったもののドルフィンキックの時などに、関節の緩い感じと鈍痛が取りきれない状況。

 

まずは足首の可動性を確認します。

左右同時に足首を屈曲(背屈)すると、患部側である左足首の屈曲がやや弱いことがわかります。

逆に伸展(底屈)すると、やはり患部側が伸展し過ぎていることがわかります。そして左足の甲が右足の甲に比べてやや薄くなっていることもわかります。

足の甲が「薄くなる」とは足指に関わる筋肉が弱くなっていることを表します。

ときに、痛めている側の足が偏平足になっている場合も多々あるのです。

 

このような痛みを起こすスイマーの身体的特徴とは何か?

一つは関節が柔らかく柔軟性が高いこと。

もう一つは、太ももの筋肉群(大腿四頭筋)が発達していること。

 

①関節が柔らかく柔軟性が高い

成長期の体は関節の剛性が未完成と言えます。そのため、足首の柔軟性が逆に欠点となることがあります。

 

②太もも前(大腿四頭筋)が発達している

大腿四頭筋の発達と疲労による筋肉の短縮は、前脛骨筋(スネの前面)の緊張に関係し足首前面の痛みに関連します。

 

これら様々な原因が関係し、結果的に足首を痛めるケースに陥ってるのです。

足首の調整の前に骨盤・股関節を整える施術を行い、患部側の下肢の調整をします。

それから足首を支持する機能を高める調整を行うことで、パフォーマンスを向上させます。

 

すべてのスポーツ外傷に言えますが、痛みが無くなることが完治ではなく、関節・筋肉の状態をケガをする前より機能性を高めると完治に繋がります。

 

少々鍼を怖がっていた中学生スイマーでしたが、施術後はホッとした表情でお母さんと帰られました。

 

中学生スイマーがケガの後遺症などを語るにはまだ早いです。

身体のしくみを理解し、鍼灸とスポーツ整体で今度こそ完治を目指しましょう。

この記事を書いた人

東京都江戸川区西葛西の「かなもり鍼灸院」院長の金森浩士(かなもり こうじ)です。

23歳の時に愛知県より上京し、13年間の修行を経て平成25年に開業しました。

「体の中から元気にする鍼灸」目指し、日々治療院経営に奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。

 

カテゴリー: スポーツ鍼灸, 鍼灸.
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