成長痛を治す魔法とは・・
中学1年生の少年。
サッカーをやっています。膝が痛くてお母さんも同伴で来院。
「たぶん成長痛だと思うんですが‥」
とお母さん。
「動いて痛い成長痛はありませんよ。しっかり治療し練習も休ませた方がいいです」
と私。
小学生や中学生が痛みを訴え、来院される時によくある会話です。
成長痛とは、2~7歳の小児期に起こる原因不明の下肢痛です。とくに夕方から夜にかけて痛みを訴えます。
ふつうは10歳以上に成長痛は起こらないといわれています。
というわけで動くときの痛みはもう立派なケガ。
骨軟骨障害も考えられますので適切な処置が必要です。しっかり治療し、ときに包帯固定し、患部の安静を保つなど。
骨軟骨傷害のまま痛みを我慢してオーバーユース状態が続くと、膝や肘などの成長軟骨が壊れることさえあります。
まずは練習を休みましょう!
とくにスポーツ少年は休むことに罪悪感を感じがちですが(私もそうでした)、休むことの大切さを教えることが大人の役目です。
休んでれば練習の楽しみも解りますし考える時間も増える、そしてケガも治る。
いいことあります!
ところで先ほどのサッカー少年の膝の話です。
成長痛ではなく。骨軟骨障害でもない。
大腿四頭筋群の過度な緊張により、膝のお皿(膝蓋骨)の変位したことからくるランニング膝でした。
許可を得て四頭筋への鍼治療と筋膜テーピングにより、2回目の治療にはほぼ痛みが消失しました。
ちなみにの成長痛を起こす場合というのは心因的な原因も実は多くあります。
環境の変化、
兄弟が生まれた、
親との関係の変化、
勉強や運動のストレス、
などなど‥
そんな成長痛を治せるモノ、
それは私たちの治療よりもお母さんの手です。
夜にだけ~が痛い。そのような子には痛いところを擦ってあげましょう。
子供はきっとそれを望んでいるはずです。
東京都江戸川区西葛西の「かなもり鍼灸院」院長の金森浩士(かなもり こうじ)です。
23歳の時に愛知県より上京し、13年間の修行を経て平成25年に開業しました。
「体の中から元気にする鍼灸」目指し、日々治療院経営に奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。
コメントを残す