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姿勢をよくする簡単チューブ体操

" 肩こり "

2018年11月25日

皆さんこんにちは。

かなもり鍼灸治療院の金森です。

 

スマホを持って背中を丸めて歩いている若い人を見ると、何だかとてももったいない気持ちになります。

ぼくは子供に対してガミガミとうるさい父親ではありませんが、姿勢には少々うるさい親かもしれません。今までの臨床経験の中で、姿勢がどれだけ精神や健康面において影響を及ぼしているかを知っているからです。

 

そんなわけで、今回は手っ取り早く姿勢がよくなるチューブを使った体操のこと、書いてみますね。

「最近猫背になって・・」「子供が猫背で・・」と気にしている人はとても多いです。

 

気にはしていたけどあきらめていた・・

たまに意識はするけど長続きしない・・

自分で気づかないふりをしていた・・

 

そのような人も多いのではないでしょうか。

意識して背筋を伸ばしても疲れて続かないのはなぜか?

 

それは、肩のインナーマッスルが弱くなっているからです。

 

インナーマッスル(別名・深層筋)とは身体の深部にある比較的小さな筋肉で、関節を保護し安定させています。それに対して三角筋や大胸筋などの大きくて目立つ表面にある筋肉をアウターマッスル(別名・表在勤)といいます。

今回は猫背に直接関わる肩のインナーマッスル(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)のチューブトレーニングです。

チューブなら何でもよいですが、今回は写真右のチューブを使用しました。

 

 

 

 

①チューブを両手で写真のように持ち、肘は90度に曲げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

②肘を90度に保ったまま、そして上腕が体幹から離れないように両手を引き合い外旋します。

 

 

 

 

 

 

 

 

③外旋できるギリギリのところで1秒キープし①の状態に戻します。

これを10回から20回行います。

 

 

写真の女性はとても力が強く軽々とやって見えますが、やってみると結構きついものです。それだけ肩のインナーマッスルを日ごろから使えてないともいえます。

 

 

最近ではスマホが原因でなってしまう猫背姿勢を「スマホ巻肩」というようです。
なぜ肩が前に「巻く」のかと言えば、前側の筋肉の過緊張や拘縮に対して後ろ側の筋肉である肩のインナーマッスルの力が低下して負けてしまっているのです。

そして猫背が肩こりやストレートネック、腰痛にまで影響してくるのは、

誰もが疑いようのない事実です。

 

猫背の人が増えているせいか、姿勢のよい人を見かけるととても健康的に見えるものです。「見える」だけでなく実はよい姿勢は「テストステロン」という決断力や積極性などに関係するホルモンを高める、という研究もあります。

 

「大切なものは目には見えない」サン・テグジュペリ

 

アウターマッスルが隆々としたマッチョな体はかっこいいけれど、

本当に大切な筋肉はインナーマッスルのような「縁の下の力持ち」なのです。

 

半年後の自分の姿は、日ごろの姿勢が決めているのですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

東京都江戸川区西葛西の「かなもり鍼灸院」院長の金森浩士(かなもり こうじ)です。

23歳の時に愛知県より上京し、13年間の修行を経て平成25年に開業しました。

「体の中から元気にする鍼灸」目指し、日々治療院経営に奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。

 

カテゴリー: 肩こり.
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