悩みのない人生はどこに

ストレスが心と体にダメージを与え、免疫を低下させるといわれます。

様々な病の原因の一つがストレスとわかってはいても、簡単に無くすことはできません。

それならば、少しでもストレスと「上手に」付き合う方法を考えてみたいとおもいます。

 

ストレスと上手に付き合う方法、それは 「困難を修行だと自分に言い聞かせる」こと。

「修行だ」と自分に一言いい聞かせ、その言葉をかみしめましょう。

イライラしていた気が静まり、へそから指三本下にある「丹田」(気の集まる場所)へと落ち着いていくのがわかるでしょう。

 

私たちはとかく、「仕事をさせられた」、「裏切られた」、ひどいことを「言われた」というように、人からなにかを「された」から、イライラして不幸なのだと考えがちです。

「された」のは、確かに事実かもしれません。しかし、受け止め方まで「された」に終始していては、イライラが尽きることはありません。

 

根本的に考えかたを「何事も修行だ」と、能動的にとらえるのです。

つらい出来事はすべて修行だから。そう考えたら気が楽になります。

 

ある禅僧のもとに、青年が相談にきました。

「私は悩みのない人生を送りたいのですが・・・」

「悩みのない場所はあるよ」

「えっ、どこですか?」

 

すると禅僧は、寺のお墓を指差して言いました。

「あそこなら悩みはない」

 

つまり、生きることは悩むことだと諭したのでした。悩んだり、ストレスを感じたりするのは、生きている証拠であり、向上心があるがゆえです。

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