姿勢をよくするには

姿勢の悪い人が、最近はとても増えているように感じます。

筋力が衰えやすい高齢者だけでなく若い人にも、悪い姿勢が当たり前になっている人をよく見かけます。

理想の姿勢」とは「姿勢筋」を使う立ち方です。

下半身にある姿勢筋は、おしりの大殿筋とふくらはぎの腓腹筋です。

それらの筋肉を日常的に使うには、足の指にもしっかりと重心がかかる必要があります。

逆に足の指に体重がのらない姿勢は「後ろ重心」となり、骨盤が後ろに倒れ猫背になります。

足の指は「趾」と書き、「足を止める」「踏ん張る」という役割があります。

片足のみで立つと体がふらつく場合、足の指の筋肉が弱ってることが多いです。

正しい姿勢で立つには、下記のような方法があります。

①両足を揃えてまっすぐ立ってみる

②体がまっすぐのまま(腰と膝を曲げず)、足首のみ曲げて、体をわずかに前に傾ける

このときに、足の指が地面にしっかり着く程度まで傾けていきます。

足指に自然に体重が乗るのを感じるとおもいます。

③骨盤(おしり)から足の角度はそのままで、上半身だけ前傾姿勢から元に戻す

骨盤が後ろに倒れず、膝がしっかりと伸び、踵だけでなく足指にも体重がかかる理想の姿勢となります。

その時に自分、足の指が曲がってしまう場合は、前に重心がかかり過ぎています。あくまでも自然に足指が使えるよう意識してみてください。

治療を受け痛みが取れても姿勢が悪いままなら、痛みはくり返されてしまいます。

日常的に姿勢を意識すると日頃から姿勢筋を使うことが習慣となり、筋力は維持されます。

逆に悪い姿勢は姿勢筋を弱くします。

慢性的に痛みが取れないときは、一度姿勢を見直してみましょう。

上記の文章がわかりにくい場合は、是非ご質問ください。

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