膝痛の症例1 女性 30代(ランナー膝)

クライアント

女性 30代 会社員

右膝 ランナー膝

来院

2021年 3月

症状

右膝の痛み。

フルマラソンの大会が近く、練習量が増え疼痛出現。走るときの右膝のお皿(膝蓋骨)周囲の痛み。右足を踏み込む瞬間に痛む。

 

熱感や腫れなし。

半月板テスト(-)

内側側副靭帯損傷テスト(-)

前十字靭帯損傷テスト(-)

ツボの「血海」「内膝眼」「外膝眼」に圧痛あり。

 

大腿四頭筋の過緊張があり、膝蓋骨の可動性が減少。これが走る際に摩擦を起こし炎症に起こす「ランナー膝」を疑う。

 

施術と経過

(鍼灸施術の効果には個人差があります)

 

腰背部から下肢にかけて筋膜リリースをした後、うつ伏せで鍼施術。

ツボは腎兪、委中、陰陵泉、承山。

置鍼時間5分。

 

仰向けで右股関節と右膝の矯正で、膝蓋骨に可動性をつける。

 

膝蓋骨は膝のお皿の部分で脚にとって「滑車」のような機能をしている。大腿四頭筋の過度な緊張などにより膝蓋骨の動きが悪くなると、膝関節の動きを悪くし膝蓋骨周囲に摩擦が起きやすくなる。それが炎症を起こすと痛みに繋がる。

 

仰向けでの鍼施術。

ツボは膝眼や血海、梁丘など。

膝の動きを確認後、テーピングをし終了。

 

週1回のペースで4回施術をし、ランニング中の右膝の痛みは消失した。