不妊鍼灸の症例9 女性 41歳

患者

女性 41歳 会社員

来院

2016年 2月

症状

不妊専門クリニックに2年ほど通院し、体外受精まで行うが流産してしまう。

体質を変える方法を考え鍼灸にたどり着いた。

 

肩こり、頭痛、便秘と下痢を繰り返しやすい。

冷え性は強くおしりと下肢に自覚症状がある。

ホルモン検査ではFSHが毎回2ケタ(20前後)になる。

既往歴:子宮筋腫

施術と経過

会社員として忙しく働きながら病院への通院などにより、体はとても疲れている。

肩こり、頭痛、冷え性をまずは取っていき、胃腸を整える鍼灸施術を継続した。

2週間に1回のペースで、吸角療法や骨盤矯正も定期的に施術した。

 

6ヶ月後には胃腸の調子も良くなり冷えもほとんど自覚症状がなくなったが、体外受精の結果にはすぐに結びつかなかった。

 

翌年2017年の3月、2ケタだったFSHは1ケタとなり、内膜も14ミリと今までにない数値となり移植へ。そのまま妊娠に至った。そして同年11月に元気な男の子を出産された。

 

 

 

まとめ

仕事や病院などで疲れ果て、体調の悪いままでは本来の体の機能は低下してしまう。

鍼灸にできることは体を、そして内臓機能を整えて体内に蓄積している色々なストレスを一つ一つ取っていくこと。薬に反応しやすい体にし、妊娠後も体調の良い体を作ること。