このようなお悩みはございませんか?
- ぐるぐると目が回る
- フワフワ揺れたように眩暈がする
- 静止時でも眩暈が起こる
- 眩暈で吐き気がする
- 長い間、眩暈に苦しんでいる
病院やクリニックでは脳や耳に問題がないか検査を行いますが、基本的にはめまいは薬物療法のみで症状を抑えることしかできません。
それに対して東洋医学では、めまい以外のお身体も問題を考えてた体質改善を重要視します。
なぜなら、めまいでお悩みの方はめまい以外の心体の不調を持っているからです。
体はつながっていますので、心体の不調から改善しないとめまいを根本改善することはできません。
めまいに対する鍼灸治療
めまいは、一般的な医療では改善しない場合が多く、鍼灸治療が奏功するケースが際立つ症状の一つです。めまいを起こす病気には様々なものがありますが、同じめまいでも原因によって治療方法は異なります。
めまいの原因となる代表的な疾患をご紹介します。
良性発作性頭位めまい症
頭の向きを変えたり、起き上がる際にぐるぐる回る「回転性のめまい」が起こるが、安静にすると「めまい」が治まり、めまいの継続時間は比較的短いのが特徴です。
良性発作性頭位めまい症に対しての鍼灸治療は、耳の奥にある内耳という場所の血流の促進を目指します。そして、後頭下筋群と呼ばれる後頭部の筋肉や耳に関連の深い側頭部の筋肉の硬さを緩和する治療をしていきます。
メニエール病
ぐるぐる回る「回転性のめまい」で耳鳴り・難聴をともない、症状が繰り返し起こる。
メニエール病のめまいは10分程度~数時間継続する場合もあり、数十秒の短い時間のめまいは他の疾患が考えられます。
鍼灸治療では、耳の奥にある内耳のむくみを取るために、内耳の循環の促進を目指します。
内耳に血液を届ける動脈は、首の骨の中を通る椎骨動脈の枝であることが多いです。
そのため、首の筋肉の硬さが内耳の血流に影響している場合もあります。
また、内耳のむくみがある方は全身の血液循環が悪く、冷えなどの症状もあるケースも多いため、鍼灸により全身を調整していきます。
中耳炎
「中耳炎」にともない、ぐるぐる回る「回転性のめまい」が出現する場合があります。
中耳炎は、「耳管」を経由して「中耳腔」へ細菌などが侵入することで発症します。
風邪に伴って発症したり、慣習的に鼻をすすることで、中耳腔へ細菌などを吸い込みやすくなってしまいます。耳管が短く水平に近い10歳以下の小児に起こりやすいとされます。
症状が出ている場所を直接刺激しなくても、遠隔から治療することが可能なことが鍼灸治療の優れた点の一つです。
中耳は、鼓膜の中にあるため、直接的な処置が困難な部位です。
鍼灸治療では、顔や首、頭皮などの比較的耳に近い部位だけでなく、足や手などの耳から離れた部位からも中耳炎の施術をすることができます。
自律神経失調症
自律神経系の機能低下に由来する「めまい」。全身倦怠感や頭痛や不眠症など他の様々な症状を伴います。
病院などで検査しても、原因が分からない症状は、「自律神経系」の乱れが関係する場合があります。全身に複数のお悩みをお持ちの方は、自律神経系の整えることが大切です。
自律神経系の失調によるめまいには、鍼灸治療がとても効果的です。
頚性めまい症
肩こりや頚椎症、椎骨動脈の循環不良など首や肩の筋肉や関節の硬さや血流の悪さによっておこる「めまい」です。
めまいの症状を軽減させるためには首・肩の深層の筋肉の硬さを軽減させる必要があります。
鍼灸治療では、体表からではアプローチが難しい深部の筋肉を直接刺激して硬さを取ることが可能なので、この頚性めまい症に対して効果的なのです。
めまいの鍼灸治療のまとめ
鍼灸治療では、めまいの治療法が数多く存在します。
鍼灸学的な治療法では、耳の周辺だけでなく全身調整により、めまいの症状を治療することが可能です。脳腫瘍や聴神経腫瘍などによる、めまいは鍼灸治療の不適応ですが、一般的なめまいの7割方は鍼灸治療で軽快します。
鍼灸治療は全身の経絡(ツボ)を用いながら、内臓の機能を高めたり、体質を改善できる治療法です。当院では治療だけでなく、自宅で行えるセルフケアも指導しております。
体質を改善するには「鍼灸治療+生活習慣」が必要不可欠です。
患者様1人ひとりの体質に合わせながら、めまいを改善できるようサポートしておりますので、ぜひお悩みの方はご相談ください。